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お客様の声

一枚の名刺から、関西1号店へ。日本一を目指すジムの挑戦を支えて【株式会社RIPPLE様インタビュー】

一枚の名刺から、関西1号店へ。日本一を目指すジムの挑戦を支えて【株式会社RIPPLE様インタビュー】

図面に描かれた線の一本、素材の質感のひとつまで──。デザイナーが思い描いた世界を、現場でそのまま立ち上げる。言葉にすればシンプルですが、これがなかなか難しい。店舗の内装工事において「デザインの再現度」は、そのまま空間の完成度に直結します

今回お話を伺ったのは、パーソナルトレーニングジム「STREAM」を展開する株式会社RIPPLE(代表:吉川大空様)。東京を中心に25店舗まで駆け上がった急成長ブランドが、満を持しての関西初出店の舞台に選んだのが、大阪・天神橋筋六丁目でした。大阪メトロ「天六」駅から徒歩3分、2025年春に完成したばかりの新築ビルの3階ワンフロア(約114㎡・約34.5坪)。会員様の継続率92.5%という数字を支える空間づくりを、記念すべき関西1号店で私たちにお任せいただいたのです。

完成したトレーニングルーム全景

出会いは、一枚の名刺から

このプロジェクトの始まりは、とても不思議なご縁でした。

2026年1月31日の土曜日、福井は設計パートナーである4D/GROUNDWORK 塚本光輝さんの事務所に、ふらりと遊びに行っていました。そこへ、カフェ事業の相談で塚本さんを訪ねてこられたのが、吉川社長だったのです。(このとき構想されていたカフェは、のちに神奈川・相模原で「SOUND of STREAM」として結実します。)

その場で初めてご挨拶し、名刺を交換させていただきました。まだカフェのコンセプトも、関西への出店も、何ひとつ決まっていない段階。それでも吉川社長は、静かな熱を帯びた言葉で語られました。

「日本一のパーソナルジムを目指している。関西にも、出したいと思っている」

その話に、塚本さんがこう背中を押してくださいました。「関西なら、福井くんに任せればいいよ。できるよね?」──店舗をプロデュースする塚本さんが、吉川様と福井の背中を、同時に押してくださった瞬間でした。

そして、名刺を交換した翌日。吉川社長から「関西一号店の工事を、ぜひ福井さんに任せたい」とご連絡をいただいたのです。

数ある選択肢の中から、なぜ福井工務店だったのか。インタビューで、吉川社長はこう答えてくださいました。

「取締役の福井さんのお人柄で決めさせていただきました」

技術でも価格でもなく、まず「人」だった──。作り手として、これほど背筋の伸びる言葉はありません。

「この人は、本気だ」

正式にお引き受けするにあたり、忘れられない一日があります。

3月5日──奇しくも福井の26歳の誕生日でした。着工を約1か月後に控えたこの日、これから店舗となる物件の確認に来られていた吉川社長、そして神邑専務とお食事をご一緒する機会をいただいたのです。

そこで語られる事業への想いに、福井は心を打たれました。本気で、日本一を目指している。本気で、お客様と社員の幸せを願っている。その熱量は、言葉の端々から伝わってきました。

「この方は、本物だ」──そう確信したとき、私たちの中で覚悟が決まりました。STREAMが日本一へと駆け上がっていく、その道のりに、工事部隊として貢献したい。単に一店舗を請け負うのではなく、ブランドの挑戦そのものに並走する。そういう仕事にしよう、と。

はじまりは、石膏ボードだけの空間から

私たちが引き継いだとき、そこは壁と天井に石膏ボードだけが貼られた、どこにでもあるテナントの状態でした。真新しいビルの窓から光は差し込むものの、まだ何者でもない、これから意味を与えられるのを待っている空間。ここに、STREAMというブランドの世界観をどう立ち上げていくか──工事は、その一点から始まりました。

引き継いだ時点の店内。石膏ボードだけが貼られた、まだ何者でもない空間から工事は始まりました。

毎日、写真が届く現場

工事が始まってから、私たちが何より大切にしたこと。それは、東京の本社にいて現場に来られないお施主様に、決して不安を与えないことでした。

遠く離れた場所で、自分たちの店がどう仕上がっていくのか見えない──それは事業者様にとって、大きな不安のはずです。だからこそ担当者は、現場が動くたびにその様子を写真に収め、毎日お客様のもとへお届けしました。

「毎日のように進捗を写真で送ってくださった」

吉川社長のこの一言が、その取り組みへの何よりの評価でした。日々変わっていく空間を、手のひらの上で見届けられる。今どこまで進んでいるのか、次に何が起こるのか。それが分かるだけで、遠方のお客様の安心感はまるで違ってきます。コミュニケーションも、工期の管理も──いずれも最高評価をいただけたのは、この「毎日の一枚」の積み重ねがあったからだと受け止めています。

ときには、こんなやり取りも。「既存の換気扇と報知器があり、図面のエアコン位置に梁がいるので、現場合わせでずらします」──図面どおりにいかない部分は、その理由と代案を写真つきで共有し、必ず確認をいただいてから進める。この一つひとつの積み重ねが、遠くにいるお施主様との信頼をつくっていきました。

現場が動くたびに届ける1枚。図面どおりにいかない箇所は、理由と代案を写真つきで共有しました。

デザインを、忠実に

このプロジェクトで、私たちが最もこだわったこと。それは「デザイナーの意図を、寸分たがわず形にする」ことでした。

「デザインを忠実に守られているところに感動しました」

仕上がりについて、吉川社長はそう言葉を寄せてくださいました。設計者が描いたイメージを、現場の都合で安易に変えない。素材の選び方、納まりの一つひとつ、寸法の詰め方──図面に込められた意図を読み解き、そのまま立ち上げていく。それは地味で、根気のいる仕事です。けれど、その積み重ねこそが、デザインの持つ力を最大限に引き出すのだと私たちは信じています。

私たちを引き合わせてくださった塚本さんにとっても、自分の思い描く世界を託せる施工者の存在は心強いもの。「デザインを忠実に」という一点で、デザイナーとお客様の双方から信頼を積み重ねられたことは、私たちにとって大きな財産になりました。

青海波の壁と鍵穴のアーチをくぐる完成した廊下

施工中に立ち上げていた青海波の壁は、鍵穴のアーチをくぐる象徴的な空間になりました。

一日でも早く、しかし妥協なく

もうひとつ、工事中に強く意識していたことがあります。それは、一日でも早くオープンしていただくこと。契約が始まれば、その日から家賃は発生します。開業が一日延びれば、それだけお客様の負担になる。だからスピードは、私たちにとって誠実さの一部でした。

とはいえ、急ぐあまり仕上がりが雑になっては本末転倒。工期と仕上がり、その両方を落とさない。言葉にすれば当たり前のようで、これを成し遂げるのは簡単ではありません。

4月2日に着工し、5月15日にお引き渡し。それでもこのスピードと品質を両立できたのは、ひとえに自社の大工たち、そして協力業者の皆さんの力があったからです。一人ひとりが持ち場で最善を尽くしてくれた。その総和が、「早くて、美しい」という結果になりました。この現場は、福井工務店のチームの底力を、あらためて感じさせてくれるものでした。

「テンションが上がって勤務しております」

完成した店舗で、日々働くスタッフの皆さんの反応は──。

「綺麗なデザイン性のある店舗で、テンションが上がって勤務しております」

この一言に、店舗づくりのすべてが報われる思いがしました。

毎日その場所で働くスタッフの方が、そう感じてくださっている。ということは、そこに通うお客様も、きっと同じように心地よさを感じてくださっているはずです。人の気持ちを動かす空間は、まず何より、その空間の力によるもの。それを構想し描き切ったのは、紛れもなく本店舗をプロデュースした塚本さんの力です。

けれど──その図面に込められた力を、現実の空間として、素材や納まりのひとつひとつに落とし込んで立ち上げたのは、私たちの手でした。塚本さんが思い描いた「人の気持ちが上がる場所」を、寸分たがわず現実にする。その最後の一手を担えたこと。そして、そこで働く人の口から「テンションが上がる」という言葉が自然にこぼれたこと。作り手として、これ以上に嬉しいことはありません。店舗は、ただ美しいだけでは意味がありません。そこで過ごす人の毎日を、少しだけ豊かにする。私たちが目指していたのは、まさにそういう場所でした。

完成した店内。エントランスから廊下、完全個室のトレーニングルームまで、STREAMの世界観を貫きました。

また、ご一緒できる関係へ

「また工事を依頼したいと思っていただけましたか?」という問いにも、最高評価。そして、これから店舗づくりを検討される事業者の方へのアドバイスとして、吉川社長はこんな言葉を残してくださいました。

「ぜひ、福井取締役に会ってみてください。会ったらわかります」

工事業者を選ぶとき、実績やデザイン、価格──比べるべきものはたくさんあります。けれど最後にものを言うのは、やはり「この人と組みたいと思えるか」。吉川社長のアドバイスは、その本質を突いているように思います。

最後に、こんなメッセージもいただきました。

「これからも末永く、よろしくお願いいたします!」

東京を中心に25店舗を築いてきたSTREAM様にとって、この天六店は関西進出の第一歩。ここを起点に、関西のまちへと新たなストーリーが広がっていきます。その大切な一店目に私たちの手を選んでいただけたことを、心から誇りに思います。一枚の名刺から始まったご縁が、これからどこまで続いていくのか。RIPPLE様のますますのご発展と、両社でこれからつくっていく数々の店舗を、心より楽しみにしています。この度は誠にありがとうございました。

完成したトレーニングルームでのセッション風景

工事概要

  • 用途:パーソナルトレーニングジム(STREAM 関西1号店)
  • 所在地:大阪市北区天神橋5-3-10 AST5ビル 3F
  • 床面積:約114㎡(約34.5坪/3階ワンフロア)
  • 工期:2026年4月2日 着工 〜 5月15日 引き渡し
  • 設計:株式会社4D/GROUNDWORK株式会社trec
  • 施工:有限会社福井工務店
  • 工事内容:軽天工事/給排水設備工事/電気・空調設備工事/ガス工事/造作工事/サイン工事

店舗情報

STREAM 天神橋筋六丁目店

原稿:取締役 福井開人

福井工務店が内装施工を担当したSTREAM 天神橋六丁目店の施工事例を公開しています。
水のブルーと青海波が流れるパーソナルジムの施工事例を見る →

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有限会社福井工務店
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