“私たちだけの暮らし”をかたちにした、こだわりの詰まった一棟【お施主様インタビュー】
奈良県斑鳩町/K様邸/3LDK+WIC/延床112.58㎡(ZEH仕様)
静かな住宅街の角地。駅から徒歩12分、幼稚園と小学校はいずれも徒歩5分以内という恵まれた環境に、K様ご夫婦の住まいは建っています。濃紺を基調とした印象的な外観に、玄関までつながる雨に濡れないアプローチ。ドアを開けると、吹き抜けのある開放的なリビングと、日々の暮らしに寄り添う間取りが出迎えてくれます。
今回お話を伺ったのは、新しい暮らしのステージに合わせて、住まいを見直すことを決めた30代のご夫婦。家づくりの主導を担った奥様の視点から、その経緯や想いを丁寧にひもといていきます。
■「子どもが育つ場所は、早めに決めてあげたかった」
「きっかけは、子どもが小学校に入る前に住む場所を決めておきたかったからです。できれば、幼稚園が決まる前には…という想いがありました。転園や転校の手間を減らしてあげたくて。それに家賃を払い続けるより、住宅ローンの方が前向きだと感じたんです。」
最初に気になったのは、費用面に加えて「どこまで自分たちらしくできるのか」という自由度でした。
「人生で一度の注文住宅。せっかくなら、とことんこだわりたかったんです。」
■「最初の戸惑いも、伴走する姿勢で安心に変わった」
K様が最初に検討していたのは、中堅のビルダー数社。展示場をいくつも見学し、情報収集を進める中で、最終的にはある一社に心が傾いていた時期もあったといいます。
そんな折、ご主人のお父様から福井工務店を紹介されたことをきっかけに見学と打ち合わせを重ね、徐々に比較検討の幅が広がっていきました。
「最初のころはやりとりが少し噛み合わず、不安を感じた部分もありました。でも途中から若い営業の方に担当が変わってからは、こちらの疑問にもすぐに返答があり、やりとりがとてもスムーズになりました。」
多少の行き違いはあったものの、徐々に信頼を深めながら進めていけたことが、結果的に安心につながったといいます。
■「現場で感じた“地元工務店の良さ”」
「大工さんや職人さんたちと現場で直接話せたのがすごく安心感につながりました。どんな人がどんな想いでこの家を作ってくれているかが、目に見えるんです。」
設計図面と現場のズレをその場で共有できたり、造作の細かい部分も現場で直接相談できたことが、K様にとって大きなメリットに。「あれこれ伝えたくなる」ほどの信頼感が、自然と現場に生まれていたようです。
「営業さんと大工さんの連携も早くて、現場で完結するスピード感がありました。“顔の見える家づくり”という言葉が本当にぴったりでした。」
■「この家にしかない、私たちの“暮らしにフィットする工夫”」
- 家具に合わせて設計された造作カウンター
- 車を降りてから玄関まで雨に濡れずに入れる外構アプローチ
- 玄関から水回りまでのストレスフリーな動線
- 吹き抜けとリビング階段がつくる、家族の気配を感じられる空間構成
- 廊下から直接入れるWIC
- 来客時にも便利な脱衣・洗面分離の水回り配置
「限られた土地の中で、最大限広く、快適に暮らせるように配置を工夫してもらいました。図面も3Dのパースで何パターンも出してもらえたので、すごく選びやすかったです。吹き抜けの大きな窓にロールカーテンを付けるか迷っていたときも、“あった方がいいですよ”ってアドバイスしてもらって。結果、正解でした。」
■「断熱性能も、光熱費も大満足」
「夏も冬も、年中エアコン1台だけで本当に快適に過ごせています。」
特に冬場の快適性は顕著で、「高い月で電気代が12,000円ほどになることもあるけれど、売電で9,000~11,000円戻ってきて、実質1,000円台になる月もあります」と奥様。
しかもこの性能は、標準仕様の太陽光パネルによって実現されているというのだから驚きです。
断熱性の高さと空調効率の良さは、暮らしやすさと同時に家計にもやさしい。「ZEH仕様であること」に加え、トリプルガラスをオプションで採用したことも大きな効果につながっているとのこと。
「気密性が高いからなのか、道を挟んだ向かいで工事をしていても、室内では音がほとんど気にならないんです。思わぬメリットでしたね」と、奥様は笑顔で語ります。

■「“気を遣わなくていい”暮らしが叶った」
「以前は音や足音に気を遣って生活していたのですが、今は子どもが自由に走り回れるし、家でプールも楽しめるようになりました。夫も、家でくつろぐ時間が明らかに増えました。」
誰にも遠慮することなく、思い思いの時間を楽しめる。そんな“ちょうどいい距離感”が、この住まいには宿っています。
■「なんでも言える、なんでも応えてくれる。それが福井工務店さん」
「正直、“自由すぎて困る”こともありました(笑)。でも、それだけ選択肢が多いということでもあるし、こだわりをカタチにしてくれる体制が整っているということだと思います。」
完成後も「気になったことがあればすぐ相談できる」のが心強いといいます。
「住み始めてすぐ、玄関に網戸を付け忘れていたことに気づいて連絡したら、『楽天でこれを買ってもらえれば、届き次第取り付けますよ』とすぐ対応してくれました。商品が届いたその日に、さっと取り付けてくれて助かりました。」
さらに印象的だったのが、インタビュー中の出来事。
「“後悔ポイントはありますか?”と聞かれたときに、『洗面のスイッチの場所ですね』と答えたんです。本当は使いにくくて、でも『もう無理だろうな』と思って、相談すらしていませんでした。」
するとその場で、近くの現場にいた電気屋さんをすぐに呼んでくれて、目の前で「できますよ」とひと言。
「もっと早く相談しておけばよかった、って心から思いましたね(笑)。」
こうしたアフター対応の柔軟さと距離感の近さも、地元工務店ならではの安心感につながっています。
「本当に“頼れる工務店”だと思います。」
■これから家づくりを始める人へ。奥様からのリアルなアドバイス
- 「絶対やりたいこと」「できればやりたいこと」「あったらいいな」を書き出して整理する
- 家にあるものをリスト化して、どこにどう収納するかを決めてから設計に臨む
- 日々の動線(帰宅後、家事、就寝前など)を具体的に想像して言語化し、設計士に伝える
- “家族にしかない生活のルーティン”をベースに考えることが大切
「想像力がすごく大事だと思います。“完成したらどう暮らすか”をしっかり思い描ければ、家づくりはもっと楽しくなりますよ。」
「一緒に考えて、一緒に悩んで、一緒につくった家だったから、ここまで満足できたんだと思います。」
K様の言葉の端々に、住まいへの愛情と、パートナーとしての福井工務店への信頼が感じられました。
インタビューへのご協力、ありがとうございました。この先もこのお家が、家族愛の育まれる素敵な空間でありますように。

原稿:取締役 福井開人